Evernote とは?
新聞の切り抜きなどをしたことがある人は、スクラップブックに記事の断片などを貼り付けた経験があるかもしれません。または手帳に写真や名刺、レシートなどを挟み込んでいる人も多いでしょう。
Evernoteはウェブ上で出会う情報のすべてと、身の回りにある情報のすべてを「ノート」という形式で保存しておくことができるサービスです。すべての情報は「クラウド」のなかにあるEvernoteのデータベースにバックアップが保存され、あなたはいつでも情報に複数のパソコンや携帯電話・iPhoneなどからアクセスできます。
Evernoteはテキストだけではなく、画像、音声、PDF、任意のファイル(プレミアムユーザーのみ)などもとりこむことができますので、どんなアイディア、記憶の断片でも捉えることがでいます。あまりに情報をキャッチするのが簡単で、けっして忘れることのない外部記憶のように使えることから、「第2の脳」のように利用することができます。
高度な画像検索
情報をいれるだけでなく、Evernoteはそれを探し出す技術も優れています。たとえば「数年前の、あの海外旅行で食べたレストランのメニューを写真に撮影したはずだけど、どこにあっただろうか」と思った場合、あなたはどんな探し方をするでしょうか?
Evernoteなら、ノートに自動的に付加されている位置情報と日付情報で絞り込んで、目当てのノートを一瞬で検索出来ます。また、画像のなかに存在する文字を自動で認識して検索できますので、「メニュー」で検索しても写真の中の文字を探しだすことができます。
「すべてを忘れない」こと、それがEvernoteのモットーです。
Evernoteを使ってみよう
Evernoteはこれまで英語のサービスしか存在しませんでしたが、それでも日本でユーザーの絶大な支持を誇っていました。そして 2010 年になって日本語への対応が発表されています。今後は、日本でもユーザーが増え、日本語文字認識などの機能も充実することが予想されます。いま一番話題の記憶ツール、それがEvernoteなのです。
Evernoteの多彩な活用方法の羅針盤となるのが、本書「Evernote ハンドブック」です。